2017年 年末合宿 爺東尾根
日程: 2017年12月29日~31日
メンバー: TM、KY、TF、MW、YK、TK、EM、NN(記録)
行程:29日 鹿島山荘(970m)0730―1120JP(1767m)-1225P3(1978m)-1245テント場(2000m)
30日 テント場0700-0915P2(2198m)-1100P1手前(2400m)-1320テント場(1640m)
31日 0745テント場-0910鹿島山荘着
29日、鹿島集落駐車場に着いた時には、すでに車が5台、私たちの車2台で満車状態。出発準備中さらに山やまの車が来る。あまりにもの賑わいに少しがっかり。静かな山は楽しめそうもない。
7時半に鹿島山荘前を出発。トレースがしっかりついている。
出発して20分ほどで急斜面となりアイゼンをつけて歩く。途中、学生パーティらしき下山してくる8名とすれ違う。数日前に入山、先行20名ほど入っているとのこと。ばっちりトレース山頂は楽勝と思われた。2時間ほど進むと、6~7名の休憩中の集団をぬかす。急に足元が雪に沈むことが多くなり、歩きにくくなる。先頭をかわりながら歩く。風は弱く、気温も高く冬山とは思えない天候。あっという間にJP、P3に到着。P3には先行パーティがテントを設置中。私たちは、もう少し進んだ所2000mあたりでテント設置。15時には、のんびり水つくりを始める。雪が深々と降り始める。夕食をいただき20時には就寝。トレース、頑張ってつくったトイレはもうない。寝る前に雪かきをしなければならないほど、雪が積りはじめていた。
30日、4時起床、夜中雪かきをするほどではなかったが、40cmほど積もったかと思う。起床時も風が強く、雪が深々と降っている。明日以降、天候が崩れてくることが確実であったため、11時で引き返すことを条件に、テントを撤収し7時に出発する。出発時は、ご来光が見え、風はきついが雪はやみ、まあまあの天候。ワカンをつけ、交互にラッセルをしながら歩くが、P2まで苦戦。2時間以上かかってしまった。途中テント3張りあり、朝発山頂アタック先行パーティがいるはずなのだが、トレースは消えて全くない。P2少し手前から斜面が急でアイゼンに付け替え歩く。風も時折強く、冬山に来ている実感あり楽しい。P2から風はきついが視界がはっきりしてきて、P1や山頂が見える。ナイフリッジとはいえないが、細い稜線に先行パーティの残したフィックスロープが残っていた。P1にむかって頑張って交互にラッセルを続け進むが、11時でP1手前2400m。引きもどしとなる。P1から山頂は緩やかな稜線ですぐ近くに見える。残念ながら山頂踏めず。山頂付近から団体の下山者が見え、この先トレースが期待できたので、先に進めないのは残念であった。のんびりと下山開始、遠くは槍ヶ岳まで見え、景色を楽しみながら下山。1640mでよいテント場があったため、この日の行程は13時20分で終了。お酒を飲み、夕食をいただき20時就寝。
31日、5時起床、7時45分出発で鹿島集落へ。
トレースもしっかりあり9時10分に駐車場に到着。
恵まれた天候での山行でした。
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